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ライブハウスってどうやったら出れるの?
こんにちは。Tees Music Schoolの田邉です。
みなさんライブハウスでライブってしたことありますか?
実際、バンドを組んでそろそろライブをしてみたいけど
ライブハウスってどうやって出るの???
って思いますよね。居酒屋みたいに予約できる仕組みもないし。ちょっと踏み込みづらい。
僕も初めてライブハウスに出る時とか知らないことが多すぎて、専門用語とかも多いしあたふたして大変でした。
でもそれを乗り越えた先には最高のライブの時間が待っている!
ライブハウスのスタッフさんに聞けば親切に教えてくれますが、今日はライブハウス出演の流れを予習してみましょう。
ライブハウスに連絡
まずはライブハウスに連絡して直接ライブがしたいことを伝えましょう。
直接電話をかけてもいいし、メールでも大丈夫です。
連絡先はライブハウスのホームページに記載されているので調べてみましょう!
例えばメールを送るとしたらザックリこんな感じ。
いきなり連絡するのは不安かもしれないけど、ライブハウスも出演したいと言ってくれるバンドがいるのはとても嬉しいので恐れず送ってみよう!
ライブハウスに出演したことがなかったり、音源やホームページがない場合はそれも伝えれば親切に対応してくれるはず。
この後に出演できそうな日程の空きなどを見て「この日はどうですか?」とライブハウス側から提示してくれます。
ホームページでこんな感じで出演バンドを募集している場合もあります。
ノルマってなんだろう?って思う方も多いですよね。次で説明します!
ライブをするのはお金がかかるの?
チケットノルマ
ライブハウスには基本的にチケットノルマというものがあります。
これは何枚チケットが売れなかったら残りはバンド側で負担してくださいねというもの。
さっきの画像の例で言うと1,000円チケットを20枚がノルマとなっているので、20枚売れたら±0円。
10枚売れたら-10枚分なので10,000円をバンド側がライブハウスに支払う。
逆に30枚売れたら+10枚分なので10,000円をライブハウスからもらえます。
例えばバンドメンバー4人で割ったら1人あたり5枚、友達5人観にきてもらったらノルマクリア!
機材費
他にライブハウスの機材を使用する際にかかる機材費というものがあります。
大体1バンドあたり2,000~3,000円の場合が多いです。
じゃあ機材を持っていけば機材費はかからないの?と思うかも知れませんが機材全持ち込みの場合以外は基本かかるものと思ってください。
基本的に使用する機材のレンタル代はこの機材費に含まれています。他にもオプション機材などをレンタルする場合には別料金がかかる場合もあるのでライブハウスに確認してみてください。
チケットノルマとか機材費とかライブするのって色々お金かかるんだな〜って思うかも知れませんがこの中にライブハウスの場所代やスタッフの人件費、機材のメンテナンス費用やホームページ掲載など全て含まれています。
さらにチケットノルマを超えた分は決められたパーセンテージでバンド側にバックされるのでお客さんをたくさん呼べればバンドもライブハウスもお客さんもみんながハッピーです。
セット図
ライブをするときには必ず「セット図ください」と言われます。
セット図、またはセッティング表などとも呼ばれたりしますが、これは当日のステージ上の立ち位置やアンプの配置などを記したもののことです。
この図を見ながらスタッフさんがアンプの配置などを用意してくれるわけですね。
こんな感じでアンプやマイクの配置、メンバーの立ち位置などわかるように書きます。
アンプやドラム類など持ち込み機材がある場合には書いておきましょう。
セッティングがちゃんと伝われば大丈夫なので手書きでもOK!
事前にメールなどで送っておくと当日スムーズに進むのでオススメです。
セットリスト
当日、ライブハウスに行ったらその日に演奏する予定のセットリストを提出します。
これを見ながらPAさん、照明さんがそれぞれオペレートをしてくれます。
リハーサルでは自分たちだけでなくPAさんと照明さんの確認も含むので必ずセットリストはリハ前に提出しましょう。
ライブはその日ごとに自分たちの持ち時間が決まっているのでそれをオーバーしないようにセットリストは組みます。
・SE
入場SEの有無。iPhoneなどではなくCDで用意しましょう。1曲だけのSE用CD-Rなどが尚良い。
SEはPAさんが手動で止めるのでタイミングを共有しておきましょう。
F.O→フェードアウト(ゆっくり消える) C.O→カットアウト(いきなりバッサリ消える)
・曲調
BPMや曲の雰囲気、ビートなどを書く。
よく分からなければ「速い」「ミドル」「ゆっくり」などでもいいので書いておこう。
・照明要望
照明の色や雰囲気のイメージを共有するためのもの。
自分的には青のイメージだったけど照明さんのイメージは赤だったということもあるのでこれを共有しておくことは大事。
特になければお任せでもOK!
チケットリスト
これはチケットの取り置き予約をもらったお客様のリスト。
ライブハウスではチケットぴあやローソンチケットのようなプレイガイドを利用せず、「取り置き予約」という仕組みを使う場合が多い。
「取り置き予約」とは事前にチケットを予約しておいて料金は当日ライブハウスで支払うというもの。
このチケットリストは取り置き予約をもらったお客様の名前を控えておくリストのこと。
ライブハウスの受付でスタッフさんがこのリストを見ながらチケット代の徴収をしてくれます。
これであとはライブを楽しむだけ!
ライブハウスのステージで演奏するのは最高に楽しいですよ〜!
この楽しさだけは経験した人にしかわからない他に変えられないものだと思います。
Tees Music Schoolではライブがしたいという方にライブハウスの紹介や出演までのサポートなども行っておりますので是非ぜひそちらもお気軽にご相談ください。
ぜひ、勇気を出してライブデビューしちゃいましょう!