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エフェクターの種類 #1 歪み系
こんにちは、Tees Music Schoolの田邉です。
エフェクターってたくさんの種類がありますよね。
「〇〇系とかってよく言われるけど実はあんまりよくわかってないんだよね…」という方もいると思います。
今日はエフェクターってこういうものだよっていう基礎知識の部分を見ていきましょう。
初心者の方はぜひ参考にしてみてもらえたら嬉しいです。
エフェクターの種類
エフェクターは大まかに分けるとこのように分類されます。
【歪み(ひずみ)系】
・オーバードライブ
・ディストーション
・ファズ
【空間系】
・ディレイ
・リバーブ
【モジュレーション系】
・コーラス
・フェイザー
・フランジャー
・トレモロ
【ダイナミクス系】
・コンプレッサー
・リミッター
【フィルター系】
・フィルター
・ワウ
など
一度に全部を説明するとめちゃめちゃ長くなってしまうので今日はまず歪み系に絞って話を進めていきましょう。
歪み系とは
「歪み」という言葉に聞き馴染みがない方もいるかと思います。
言葉で説明しようとすると難しいんですが、音の信号を増幅させることで敢えて潰して汚れた音のことを言います。
「汚れた音」というと聞こえは悪いですが、これが音楽的にはすごくカッコ良かったりするんです。
① オーバードライブ
歪み系の中にも種類があります。まず1つ目はオーバードライブ。
オーバードライブはアンプをドライブさせたような自然な歪みかたが特徴。
過激に歪むというよりもマイルドな歪みのものが多いです。
音の芯の部分が残るようにクランチトーンを作ってコード感が出るような音作りをしたり、深めに歪ませて骨太なサウンドを作ったり使いかたは様々です。
【代表機種】
② ディストーション
ディストーションはオーバードライブよりも深く過激に歪むのが特徴です。
音の芯から深く歪みがかかるのでズンズン刻むハードロックや抜けの良いリードフレーズなどによく使われます。
上の写真のProco社のRATは椎名林檎さんの丸の内サディスティックにも登場しますね。
「ラット1つを商売道具にしているさ」ってあれ、ネズミのことじゃなくてこれです。
【代表機種】
③ ファズ
最後にファズです。最初に作られた歪み系エフェクターはファズだと言われています。
更に過激に音を潰したような汚れたサウンドが特徴です。
アンプのボリュームを上げすぎて音割れしたような、本来ならば悪い音とも言えるサウンドですが使いかた次第ではとてもカッコよく聴かせることができます。
【代表機種】
ジミヘンのサウンドはまさにコレ。カッコいいですね。。。
いかがでしたでしょうか?
一言で歪み系と言ってもたくさんの種類があって、世の中には数えきれないほどの歪み系エフェクターがあります。
自分の理想のサウンドを探していろんなエフェクターに出会うのも楽器の楽しみの一つです。
ぜひあなたにピッタリの歪みエフェクターを見つけてください!